文房具って、不思議な魅力があると思うのはきっと僕だけでは無いはずだ。
文房具のデザイン、その使い勝手、手に馴染むしっくり感は、文房具を使って仕事をする意欲や効率を左右する。その使い手にしか解らないようなほんの些細な違和感、フィット感であったとしても。
文房具って、効率だけを高めているように見せながら実際は使う人の事を思いっきり考え抜いた結果、こうなったっていう、いわば気遣いの塊なものも多いと思う。 設計者の意図が汲めたとき、そしてそこにスパイス的にオシャレなデザインが組み込まれた時、事務用品に過ぎなかったものに変に愛着が沸いてくる。
使う人への想いが込められている、机を賑わす小さな道具たち。
ところで、一見なんの愛着も感じない普段使いのペンも、レザーのケースに入れるだけで愛着が沸くのはなぜだろう? いつも読んでる本に、革のブックカバーをつけると初めて読むときのような感覚に近い楽しみがあるのはなぜ? ケースが素敵だから?それも少しはあるだろうが、丈夫なレザーのケースを使うと道具を大事に使いたいという目に見えない自分の気持ちを具体化できるからじゃないだろうか。
そんな事を考えてみたりして。
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