2012年12月20日木曜日

栃木レザーのipad miniケース。 


iPad miniのケースです。ジャストサイズ。

iPhoneのケースをウェブで見てくださって特注のご相談を受け製作。

裏面にはCinq Craft の刻印です。

コバ面も丁寧に磨き上げました。




  iichi.comでも販売中です。 直接お取引であれば8500円でのご提供です。Webストアを立ち上げました。cinqcraft.comです。よろしくお願いします。iPad、その他タブレット用のスリーブケースもご相談をお受けいたしております。お気軽にご連絡くださいね。




ショルダーバッグ。

B5~A4サイズです。幅30センチほど。

コンビなめしの革なのでクタッと体に沿います。 
普段使いのお出かけにちょうど良い感じ。

左右にあるDカンはショルダーストラップを固定するためにバッグの背面につけましたが
やわらかい革なので形が崩れやすく、考えあぐねた末に内側に持ってきて、バッグinバッグを固定できるようにしました。
ショルダーストラップはフラップ上部に真鍮のハトメで提げるようにしてデザイン性がアップ。
サイドにはホックボタンでマチを留めることが
できます。キーホルダーを装着できるように小さなナスカンを。


これは親戚に頼まれていたバッグでしたが、背面につけたDカンの位置が悪かったため、お蔵入りに。。なるところでした。
が、何とかアイデアをひねって普段使いのショルダーに昇華させました。ですが、これは売り物にはせずに妻にあげることに
なりました(^^; 








ビンテージ風レザーのショルダーポシェット。

サイズは20cm×15cm×6cm。

非常にシンプルかつ軽いです。 肩からかけていても中に物が入っていなければ
掛けている事を忘れそうなくらいです。

中にもポケットを。裏地はスエード地です。 
コンビなめしの革ですので刻印がプレスのない僕には押せず、栃木レザー
のラベルをつくって取り付けました。

とにかく軽いものを。これが今回の依頼でしたので、1.1mmほどのコンビなめしの革を使用。
コンビなめしとは、合成タンニンなめしとも呼ばれていますが、クロムなめしとタンニンなめしを
併用した革です。革らしい質感と強度を併せ持つしなやかな革です。手触りも良いです。
実際に革の現物を見てもらって選んでもらいました。





2012年12月17日月曜日

ヴォーノ・オイルの2WAYショルダーバッグ。

ヴォーノ・オイルの2Wayショルダーです。
リュックとして使用できます。ご依頼者さまが自転車に乗るときにとの事です。

真鍮無垢の金具でさびが来ません。
大まかな完成図。ベルトは短めでしたが少しアクセントとして実物は長めに製作しました。
 後日大きさがB5→A4に変更になりました。

一針一針、丁寧に縫っていきます。

カバンの下部にDカンをつけました。

背面にはポケット。

肩当てが悩みましたがかっこよくまとまりました。

ショルダーベルトを中央のリングに掛けて、ボタン留めで固定します。

フラップもボタン留めですが、ボタンが留めやすいように
ベルトの下に指が入るようにしてあります。

内部の様子。 ポケットと、ご依頼者さまのご希望でカギを提げるリングをつけました。

普段はショルダーとして使用する頻度が多いと思い、外側にもポケット
を。これはご依頼にはありませんでしたが、使い勝手を考えるとつけた方が
良いと思いました。 留めもあります。

普段ショルダーとして使う場合はショルダーベルトを上下逆にして
写真のように使用すると肩当てもスッキリします。

肩当てのパッドは、ヴォーノ・オイルのベリー部を使用。柔らかいクッションになります。今回は
ショルダーにも全周囲ステッチを入れました。大変でしたが強度と緻密さがでました。

デザインやかなり時間がかかりましたが、良いものが出来たと思います。









2012年12月6日木曜日

近況です。

iPhone4/4Sスリーブケース、ポケット版聖書カバー、ペンケース。

友人に依頼されたiPhoneケース。結婚記念日のプレゼントに。

2つ折ウォレット、ロディアNo.12用カバー。

ショルダーポーチ。ベルトポーチにもなります。

2つおりウォレット、ヴォーノ・オイルで製作したiPhone5ケース。

ポケット版聖書カバー、右はペーパーバック。大きさが1cmほど違います。

iPad miniのスリーブケース。

コインケース‘Shell’

 11月後半からご予約、お問い合わせが結構ありまして、いま忙しくさせていただいています。ありがたいことです(^^) ご注文いただいた方から、うれしいご感想も頂いています。 なかなか落ち着いてPCに向かえないため、ブログの方も更新できてませんでした。ご連絡を待ってくださっている方、お待たせしている方々、申し訳ありません(^^;頑張って製作しておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。。 
  今回UPしたこれらの小物類も、随時ご注文頂くとともにバッグが現在6件ほどご予約いただいております。 平行してデザインや見積もり、材料の仕入れ、発送などに動いています。 現在、革の仕入れ待ちで
、ご依頼されるものによってはご希望期間に製作できない場合もありますので、メールでお問い合わせくだされば助かります。

  お亀楽(おきらく)も一期一会で誠心誠意の施術をさせていただいています。 
 12月に入ってお亀の湯のほうの客足も落ち着きますので、リラクゼーションのほうを縮小し、木曜~日曜の4日営業とさせていただきました。こちらのお客様にもご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。  以上近況でした。

2012年11月18日日曜日

皮から革へ。~革ができるまで~

まずは輸入した原皮を洗い、水戻しして背割りを行います。
余分な毛や塩分、脂肪分、付着している
異物を除去する大変な工程です。

余分な毛や脂肪分を除去した原皮をピット槽に入れたタンニン液に薄い液から
順に濃い液の槽へと日に日に移動しながら漬け込んで防腐処理を行います。この工程
に非常に日数がかかります。1~3ヶ月
タンニン分を含ませたあとさらに油分を加えて革をしなやかに。革の風合いによって千差万別に行う工程。
しわを伸ばして乾燥させます。干すときにもいろいろな手間と心遣いが必要だそうです。

再なめし・染色をドラムで行います。色味などの調整は非常に難しいので
検品は確かな目をもった職人さんが調整します。
革の用途に応じて厚みを調整する工程です。

ハンドセッターで革のしわをさらに伸ばします。使えない淵の部分を切ってととのえます。


革の耐久性をあげ、質感に応じて吟面を塗装するものもあります。

出来上がった革の大きさをコンピューターで計測し、梱包。

出荷となります。

SLOWのブース。やっぱりいいですね~。

質感の高い馬革「サムライ」。

巨大なドラム皮洗い機。 60年以上の歳月が刻まれています。

右側にあるのが馬の原皮です。塩漬けにされ乾燥している形で
輸入されます。それを水洗いして処理していきますが、この最初の
工程はひどく匂いが。。ですがこの工程なくして皮が革になることが無い
ので、しかと見てきました。

大勢の見学者たち。 アパレル関係者や個人の革職人さんもいらっしゃる
ようでした。素敵な革カバンを提げていらっしゃる方も。

タンニンピット槽に漬け込まれている馬革。新喜皮革さんでしか
このピットタンニンの馬革(部位はコードバン)を扱ってないそうです。

新喜皮革のデザイン部長さんが説明してくれてます。

ドラムが勢い良く回転していました。加脂作業だそうです。

乾燥工程。 馬のお尻の革、コードバンの取れる部位が無数にぶら下がっています。
干し方も職人の手作業です。

かなり乾燥したもの。 触らせていただきましたが、コードバンが取れる部分とほかの
部位の手触りの差がはっきりわかりました。

革の吟面を磨く機械。吟面が焼けないように適度な強さで艶をあたえて
いきます。 熟練の技がいる工程。

つやつやに光ってました。(感)

こちらがレザーステーションイベント会場。 栃木レザー、ハシモト産業さんが
扱っている皮革商品がずらりと並んでいます。

子供はうちのJr.だけでしたので、お菓子をいっぱいもらいました(^^;
手作りのお菓子にも牛の模様が。

本物のシマウマの皮です。「こんなさわり心地なんや~」興味深深のJr.

 11月16日にハシモト産業さん企画・新喜皮革、栃木レザー社、3社合同のイベント&工場見学会に
いってきました。 イベントの趣旨は、良い革といえばイタリアというイメージが定着しているなかで
日本にもすばらしい革を作っている会社がある事を認知してもらおうという事で、実際にどんな手間暇が
掛けられて革を手にする事が出来るのかを展示し、実際に工場見学するというイベント。 革の製作、種類などに関するビデオも良かったです。 秋ということで足元にはたくさんの落ち葉が、すべて革であしらわれてました。
 また日本の高級レザー・栃木レザーのバリエーションを実際に目で見、手に触れて感じることができる展示会でもありました。景品もかなり手間がかかったのではないかと思われます。
 家族3人できてたのは金曜はぼくだけでしたので、居合わせたみなさんにはうちの子が少々ご迷惑もおかけしたかもしれません。 スタッフの方々もお気遣い頂いて感謝です。赤楚さん、いつも声かけてくださってありがとうございます。
 何人かの作家さんの作品も展示されていたので、見て勉強もさせていただきました。 やっぱりまだまだがんばらないといけませんね。
 嫁さんもアースレザーのさわり心地に感動してました。 僕も普段好んで使用している革以外のいろいろな革を手にとって見ることが出来て嬉しかったです。

 ハシモト社長にもまたお会いできて話が出来て良かったです。  レザーマニアの社長さんも。 

  イベントはあまり参加したことが無かったのですが、見識を深めるうえではこういうイベントもたまにはいいなあと思いました。来年もまたやってくれるかな? なんて思ってます。
 道具直売や作家さんの販売ブースなんかももうちょっとたくさん誘致できたらもっと面白くなるかもですね。今後にも期待します(^^)
だからどうってことは無いのですが、高速を降りてイベント会場に向かう途中で77777を見逃しました。。(笑)

一年の時を経て。-オーダー再開いたしました。

iphone8/7/6s/6共用スリーブケース。 永らくブログもご無沙汰しておりまして、約一年経過してしまいました(^^;  西日本豪雨の被災者様方、謹んでお見舞い申し上げます。   一日も早い復興を祈るばかりです。  連日の猛暑で自宅工房が使えない(クーラーな...