まずは輸入した原皮を洗い、水戻しして背割りを行います。 余分な毛や塩分、脂肪分、付着している 異物を除去する大変な工程です。 |
余分な毛や脂肪分を除去した原皮をピット槽に入れたタンニン液に薄い液から 順に濃い液の槽へと日に日に移動しながら漬け込んで防腐処理を行います。この工程 に非常に日数がかかります。1~3ヶ月 |
タンニン分を含ませたあとさらに油分を加えて革をしなやかに。革の風合いによって千差万別に行う工程。 |
しわを伸ばして乾燥させます。干すときにもいろいろな手間と心遣いが必要だそうです。 |
再なめし・染色をドラムで行います。色味などの調整は非常に難しいので 検品は確かな目をもった職人さんが調整します。 |
革の用途に応じて厚みを調整する工程です。 |
ハンドセッターで革のしわをさらに伸ばします。使えない淵の部分を切ってととのえます。 |
革の耐久性をあげ、質感に応じて吟面を塗装するものもあります。 |
出来上がった革の大きさをコンピューターで計測し、梱包。 |
出荷となります。 |
SLOWのブース。やっぱりいいですね~。 |
質感の高い馬革「サムライ」。 |
巨大なドラム皮洗い機。 60年以上の歳月が刻まれています。 |
右側にあるのが馬の原皮です。塩漬けにされ乾燥している形で 輸入されます。それを水洗いして処理していきますが、この最初の 工程はひどく匂いが。。ですがこの工程なくして皮が革になることが無い ので、しかと見てきました。 |
大勢の見学者たち。 アパレル関係者や個人の革職人さんもいらっしゃる ようでした。素敵な革カバンを提げていらっしゃる方も。 |
タンニンピット槽に漬け込まれている馬革。新喜皮革さんでしか このピットタンニンの馬革(部位はコードバン)を扱ってないそうです。 |
新喜皮革のデザイン部長さんが説明してくれてます。 |
ドラムが勢い良く回転していました。加脂作業だそうです。 |
乾燥工程。 馬のお尻の革、コードバンの取れる部位が無数にぶら下がっています。 干し方も職人の手作業です。 |
かなり乾燥したもの。 触らせていただきましたが、コードバンが取れる部分とほかの 部位の手触りの差がはっきりわかりました。 |
革の吟面を磨く機械。吟面が焼けないように適度な強さで艶をあたえて いきます。 熟練の技がいる工程。 |
つやつやに光ってました。(感) |
こちらがレザーステーションイベント会場。 栃木レザー、ハシモト産業さんが 扱っている皮革商品がずらりと並んでいます。 |
子供はうちのJr.だけでしたので、お菓子をいっぱいもらいました(^^; 手作りのお菓子にも牛の模様が。 |
本物のシマウマの皮です。「こんなさわり心地なんや~」興味深深のJr. |
11月16日にハシモト産業さん企画・新喜皮革、栃木レザー社、3社合同のイベント&工場見学会に
いってきました。 イベントの趣旨は、良い革といえばイタリアというイメージが定着しているなかで
日本にもすばらしい革を作っている会社がある事を認知してもらおうという事で、実際にどんな手間暇が
掛けられて革を手にする事が出来るのかを展示し、実際に工場見学するというイベント。 革の製作、種類などに関するビデオも良かったです。 秋ということで足元にはたくさんの落ち葉が、すべて革であしらわれてました。
また日本の高級レザー・栃木レザーのバリエーションを実際に目で見、手に触れて感じることができる展示会でもありました。景品もかなり手間がかかったのではないかと思われます。
家族3人できてたのは金曜はぼくだけでしたので、居合わせたみなさんにはうちの子が少々ご迷惑もおかけしたかもしれません。 スタッフの方々もお気遣い頂いて感謝です。赤楚さん、いつも声かけてくださってありがとうございます。
何人かの作家さんの作品も展示されていたので、見て勉強もさせていただきました。 やっぱりまだまだがんばらないといけませんね。
嫁さんもアースレザーのさわり心地に感動してました。 僕も普段好んで使用している革以外のいろいろな革を手にとって見ることが出来て嬉しかったです。
ハシモト社長にもまたお会いできて話が出来て良かったです。 レザーマニアの社長さんも。
イベントはあまり参加したことが無かったのですが、見識を深めるうえではこういうイベントもたまにはいいなあと思いました。来年もまたやってくれるかな? なんて思ってます。
道具直売や作家さんの販売ブースなんかももうちょっとたくさん誘致できたらもっと面白くなるかもですね。今後にも期待します(^^)