2012年6月19日火曜日

307がやってきた。

peugeot307 1.6style

opel vita以来、久々のMT車です。8年ぶり。

精悍な眼差し。

306を失った後、しばらくは軽1台で過ごそうかとも思いましたが、いろいろ考えてやはり。。
探していたタイミングで自宅からさほど離れていないところの方が売りにだしていたので見せて
もらうことに。
20分ほど所有者抜きでワインディングを試乗させていただき、乗り心地の良さに感動しました。
  この307、1.6Lですがなかなかトルキーで、フランス車らしいしなやかな猫足。久々のMT車です。広々とした室内空間。とても静か。 内装・外装・機関ともにまずまずでした。 しばらくはメンテフリーで乗れそうです。オーナーさんの丁寧な説明もあり、  その日の後刻に決めて翌日には手元に。前オーナーさんの自家製野菜とともに引き継がせていただきました(^^;
早すぎる決断? かもしれませんが、条件の範囲内でこれ!というものが近くに良いタイミングであっただけです(^^)。306のあの独特な感じは薄れますが、ちゃんと造られている感じに好感がもてました。 大事に乗りたいとおもいます。



シフトノブに割れがあったため、代用品を探してみましたが、結構なお値段がするのと、
アルミ削りだしなどは夏は火傷、冬は冷たすぎるので嫌。。このシフトノブに革巻き挑戦することにしました 。
このシフトノブ、抜くのが一苦労でした(^^;
 
               
まず、革を薄く漉き、革を水で濡らしてシフトノブに巻き付けて形にあわせて成型します。
根本はゴムで縛っています。 

ある程度形が整ったら、カッターで切れ目を入れて重なった部分を切り捨てます。

いったん取り外して菱目で穴をあけ、シフトノブに軽く接着剤を塗ってから
かぶせてクロスステッチで縫っていきます。ボディが赤なので同系色の糸にしました。
目打ちの幅が狭かったようですが、まあ、よしとします(^^手が汚れ杉。
 下半分を別部品で同じように縫い、完成です。所要時間2時間ほど。なかなかうまくいったかな。本革は手触りも良い!
                      
                            シフトノブを外すのはねじったりするのではなく、
                          上に向かって引っこ抜きます。シフトブーツもついでに交換します。

。 


最初は縫い目を手前にしていたのですが手のひらの付け根付近に当たって少し痛く感じたので、結局右画像のように、逆向きに差し替えました(^^;

 赤いステッチのシフトブーツもなかなかキマッてます。








樹脂部品が劣化して白くなってしまっています。 いろいろ試しても落ちなかったのですが、バンパーなどの白劣化をメラミンスポンジで綺麗にできるという
情報がどこかのサイトに。 試してみました。

ハンドルが光ってわかりにくいですが、気にならない程度まで黒くなりました。
そのあとレザー・樹脂部用ワックスで仕上げします。 
樹脂部品の黒復活で、クルマはかなり若返ります(^^)ハンドル部にあまりワックスをかけると滑りますので気をつけて。。

 最後に307のインパネとサイドパネルにメッキのモールを施してみました。標準装備してあったようなさりげない上品な感じ。最新のプジョーのように高級感が出たように思います(^^) 

 そのうちステアリングを革巻きに変えたいなと思っています。 いつになるやら分かりませんが。

2012年6月15日金曜日

栃木レザーの2つ折りウォレット

栃木オイルレザーの2つ折りウォレットです。

巻き込む波ようなデザイン。質感の高い革です。

上から見たところ。札入れに仕切りも造りました。

開けたところ。カード入れは5つ。

小銭入れの後ろに大きめのカードや名刺サイズを入れる事の出来るポケットもあります。
刻印。カードポケットには念を入れているので高級感があります。

2つ折りの財布のコインケースは小さくて小銭が取り出しにくいと常々思っていました。
小銭入れはボックス型。これが一番使いやすいです。

オーダーを受けた2つ折りウォレット完成です。サンククラフトの定番で、オリジナルデザイン。
今まではサドルレザーで製作してましたが、今回は栃木オイルレザーで製作しました。 とても上質な良い風合いです(^^)手縫いです。  

僕も2年半ほど使用しています。 僕のは栃木レザーではなくマウスパッドに使っていた4mm厚のアメリカン・サドルレザーで製作しましたけど。 ヌメ革で色はナチュラル。使ううちにいい色味が
出てきて、何かに使えないかと考えていて財布の外側にしようと思いつきました。

兄たちや弟にも同じタイプの財布を数年前からモニターとして使ってもらっています。
ポケットに出し入れして使うと使い方によっては糸が擦り切れてしまうので 今回は麻糸ではなくビニモという強度の高い糸で縫いました。

擦り切れたとしても修理は可能です。 弟のハードな使い方で一度ボタン周りが擦り切れましたが
全体を蠟引きした糸でリフォームしました。革はナチュラルだったとは思えないほど深みのあるブラウンに育ってました(^^;。 

折り畳んだ時のサイズが10.5センチ角とポケットに収納するには少し大きめなのでベルト・ポーチの使用を推奨します(^^) 僕もベルトポーチに収納しています。

 欲しいと思った方はお気軽にお問い合わせくださいね。









2012年6月9日土曜日

栃木レザーのIDケース。

チョコの栃木レザーに、コバルトブルーのステッチ。真鍮の金具です。

なかなかオシャレです(^^) 

兄貴からの依頼品。ストラップは間に合わなかったのでとりあえず本体だけです(^^;
似通っているけどどこか他と違う・手仕事でしか出せない味。 4500円でストラップ付き。

 欲しいと思った方はお気軽にお問い合わせくださいね(^^)

オイルヌメ・ナチュラルレザーのショルダーポーチ

オイルヌメ・ナチュラルレザーで製作しました。ベルトポーチにもなります。

コンパクトなサイズ     指が映りこんでしまいました^^;

やわらかくて高級感があります。ベルトはボタン留め。

中は床面を処理剤では処理をせず、抜ける毛をコロコロで取れるだけとった手触りふんわりとしたスエード地です。

   iichiで出品するつもりで製作しましたが、海外旅行に行く友人からの依頼とマッチし、
  気に入ってくれたのでその友人に譲ることになりました(^^; 

  

2012年6月2日土曜日

スウェーデンから我が家に。

ハードケースでやってきたのは

なんと読むかいまいちわからないScharf Fix.
手動式の漉き機です。(^^;


万力で机に固定。限定色の漆黒モデル! かっくいい!思ったより少し小さめでした。

Made in Sweden 職人さんの手作り品だそうです。 ボルトの赤が
職人らしくない塗り方(笑)ですがかなり丈夫で緻密に設計されています。

早速漉いてみました。あれこわい!(名張弁でなんとまあ!)なかなか綺麗に
漉けるではないですか!? しめしめ。。


 かねてから考えていた漉き機購入計画(^^; 機械式が欲しいのですが結構お値段が。。

 それで手始めに手動式のものを購入しました。といってもこれも4万近くいたします(^^;;

  別タチやペディで漉くのはきついのです。財布などを造るときはとにかくハード。。

 この漉き機、説明書までスウェーデンで、何が書いてあるかさっぱりでしたが、しばらく弄ってると理解できました。 
  コツをつかむまでは時間がかかりそうですが馴れてくればかなり戦闘力が上がりそうな気持ちにさせてくれます。 

 ゆくゆくは機械式も買うつもりですが、まずはこれでいろいろやってみよう(^^)

iPhone/smart phoneケース。






やや大きめのケース。 iPhone4Sなら保護カバーを装着していても入ります。
スマホもサイズがiPhoneと似通っていればはいると思います。
13×8.5㎝ 青はiichi.comで販売中です。

オーダー製作のベルトポーチ完成。

栃木レザーでもひと手間工程の多いヴォーノ・オイルという革で製作しました。真鍮無垢のボタンが光ります。

後はこんな感じ。

中は背面にポケットあり。裏地は破れが来るので使いません。

ご依頼者さまのご希望でハンドバッグにもなります。

twitterで僕を見つけてくださったYさん。 最初はiPhoneケースのオーダーをいただきまして
リピート・オーダーでベルトポーチをご注文いただきました(^^) 
Yさん曰く、僕の作品に見られる「優しい曲線」が琴線に触れて下さったとの事(^^;;
嬉しいお言葉です。。

拘りのオーダーでデザインについてもかなり相談いたしました。

留めは真鍮無垢のホックボタンです。フラップをどうやって留めるか、ここもご希望でした。

ボタンの位置もステッチからの距離でかなり印象が変わります。この位置がベストだと思います。僕の感性ではですが(^^;

ご希望の質感の革が僕の在庫には無い革でしたので、直接大阪まで仕入れに行ってきました。
最初に選んでいた革があったのですが色々見せていただいている中でご希望に沿った、ひときわ良いと思った、いわば一目惚れ(^^; した革を即決で購入してきました。 ヴォーノオイルという革で、在庫もいつもあるとは限らないひと手間かかった革だそうです。 


栃木レザーはただでさえタンニン鞣しの手間暇がかかった革なのに。 問屋さんの説明を
聞いていると遠く栃木の鞣し工たちの姿が目に浮かぶようでした(^^)

良い革は眺めているだけで創作意欲がわきます(^^)眺めている時間が長すぎる?かもしれません。 事前にYさんに写真で確認していただいたところかなりイメージ通りだと言ってくれました。


  Yさんから嬉しい感想を頂きました(^^) 奥様も大変気に入ってくださったようで、共有してくださるとの
 こと。 ショルダーバッグにできるストラップも製作させていただきました。 端材ですがベルト留めもおまけです(^^) バックルもボタンも真鍮無垢です。 

自分のカバンもいつかこの革で。。


余談ですが。。その大阪の仕入れの時、予想より時間が余ったのでIKEAに向かう道中で事故に遭い、愛車のプジョー306は廃車です。(;;) さよなら306・・N5のZFとAL4の2台乗りましたが、とても素晴らしい車でした。 ハッチバックの中では一番美しい車だと思ってます。




一年の時を経て。-オーダー再開いたしました。

iphone8/7/6s/6共用スリーブケース。 永らくブログもご無沙汰しておりまして、約一年経過してしまいました(^^;  西日本豪雨の被災者様方、謹んでお見舞い申し上げます。   一日も早い復興を祈るばかりです。  連日の猛暑で自宅工房が使えない(クーラーな...