今日は雪空で、お亀の湯は客も少ないです。
今頃父は手術を受ける頃です。 大腸癌が再発し、腸閉塞になってしまいました。
昨日は父の足底を揉みにいったり、病院で手術の説明を受けたりと忙しく動いていました。
人工肛門の手術をどうしても避けたかった父はなんとかそれを回避できる方法を模索し散々悩んできました。
しかし、やはり、食べも飲みも出来ず、衰弱しつづけているので癌の治療もままならない訳で、どうしても手術が必要となりました。
「もうやることはやった」「これが運命」と自分に言い聞かせ、手術を拒否する父に、家族はもう一度、美味しいものをしっかり食べて元気になってもらいたい事を訴え続けてきました。
主治医の先生や看護師さんたちの説得もあり、 ようやく決心が付いたようです(^^;)。
父は気丈な人で、僕ら兄弟7人を育て上げた働き者だったわけですから、心臓も頭も健在です。
昨日、父は病室から見える手羽先の店と牛丼屋を見つめながら
「おい、あの店、手羽先か? 退院したらあそこで手羽先買って、牛丼かって家でビールだ」
苦笑いしながら、そんな事をつぶやいてました。
僕も店を閉めて立ち会いたかったですが、父が「仕事は休むな」と立会いを拒否されたので
気が気ではないのですが曽爾にいます(>_<)
父の気持ちは本当に複雑だったろうと思います。 でも、自分の身体に生じる身体的・精神的苦痛よりも、家族を悲しませる苦痛を避けたいと思ってくれたからこそ決断してくれたのだと思っています。
回復したら美味しいものが食べられるよ。
たった今、神奈川から帰郷した妹から手術が始まったと連絡が入りました。
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